私の願い、できる事
李 花  中国
信州大学人文学部文化コミュニケーション学科2年

 私は日本に留学して4年も過ぎている。小さいごろから日本に来る事だけが夢で、本当に日本の留学が決まったときは、夢が実現されたので今からの人生はどうしようかと悩んだときもあった。しかし、日本に留学に来て、日本で生活すればするほど、日本人に出会えば出会うほど、日本人は中国についてあまりにも知らないことに驚いた。何とかして日本人に中国のことをわかってもらいたい、中国のことを改めて認識して差し上げたいとおもった。
 私は二年前から日本の伝統的旅館でアルバイトをしている。日本語が上手かそれとも顔が日本人に似ていたのかあまり中国人であることがばれなかった。ある日、若いお客さんにと話をしている時「中国に行った事がありますか」と聞いて見た。「中国ですか?あまり行きたくないですね。ちょっと怖いですね。」と答えてくれた。「中国人は日本人が嫌いでしょう。」この様な答えもあった。私はどうして「怖い」、「嫌い」という印象を持たされたかよく分からなかったので、その場では何もできなかった。
 この事は今も私の胸に響いている。日本人が中国についてあまり知らないことは日本人のせいではない。主な原因は中国自身にある。韓国の実例から見ればすぐ分かると思う。韓国も歴史的に中国と同じく日本の植民地であった。しかし、韓国は今日本で「韓流ブーム」を引き起こしている。韓国は日本のメディアからその印象を変えようとし、本当に変えた。たぶん今になって、韓国のドラマを見たことがない、韓国に行ったことがないという日本人はおそらくいないと思う。中国もこのような事ができないだろうか。日本人向けの番組を作って、中国のいいところを日本人に見せ、好感度を上げる事ができればいいと思う。私は将来メディア関係の仕事につきたいと思う。中国の文化、風景、民俗などなどを日本人に映像で紹介したいと思う。何とか中国について新たな印象をもたらしてあげたらいいと思っている。
 中国に一ヶ月に一回は仕事で行くというお客さんに出会った。それで「中国はどうでしたか?」と聞いて見た。私を日本人だと思い込んだお客さんは「全体的にはよかったんですが、水が飲めないし、トイレが汚いし、偽者が多かったですね。」続いて「仕事ではしょうがなく行くけど、旅行には行きたくないですね。家族で行くことは考えてもないですね」と話してくれた。とても恥ずかしかった。つい最近のことですが、お客さんに「北京オリンピックは大丈夫でしょうか?」ということまで聞かれた。
 そこで私は中国の環境問題は世界的な問題になっていることを更に感じた。しかし最も認識しなければならないのはこの問題を解決するには真っ先に中国人の社会的責任感を高めることから始めなければならない。正直に言って中国人は優しくて、親切な国民性を持つすばらしい民族であることは明らかである。そうは言え古い物そのままに継ぎ、改革性がないのも認めなければならないと思う。又、公な物を大事にしないのも国民性が産み出したものだろうか。今中国をこの問題を認識し、様々な解決対策を立てているが大きな効果はいまだに見られてないと個人的に思っている。ここで、私たち日本にいる中国の皆さんが認めなければならない事がある。それは日本に来てからは環境に対する自分の意識も日本人と同じようになってしまったこと。その様な教育を受けたわけでもないが、なぜか自然に従うことができた。私は未だにその理由が分からないが、社会全体的に意識が高くなれば、皆従うのではないかと思っている。中国も皆が環境を愛しているという社会意識を作っておくべきだと思っている。自分ひとりだけが生きている社会ではなく、皆が一緒に生活している所だという意識が足りない問題を重視し、それに合う対策を立てれば、それなりに効果があると思う。
 確かに中国がいろんな面で好感度が低いかも知れないが、日本のメディアも中国のもっといい所を番組に乗せてほしい。中国は広い国で13億の人口を持っている。人それぞれさまざまな生き方をしているのは真実で、映っている映像が嘘だとは言えないが、中国のもっといい所を見せたほうがいいのではないかと考えた。もしかしたら、印象が大部変わるかも知れない。
いつも放送されているものを見て見ると、反日デモ、古くて汚い街角、汚い食べ物、貧しい農民等等。もう我慢できない。テレビで映っているのはあくまでも中国の一部だけで、それもとても小さい一部である。中国はもっといい所がいっぱいある。中国の空はどこよりも青くて。中国の人はどこよりも親切である。理想を持って夢を追いかけている若者たちと、子供たちの配慮で楽しく晩年を送っているお年寄り、どこに言っても笑い声が聞こえてくるいい国である。何でこのようないいものは映ってくれないだろうか?
 これはただ私の願いで、日本で留学しながらできることがないかと考えた。それで始めたのがボランティアで中国語の勉強をしたがっている日本人に中国語を教えながら、中国のことを伝える事だった。今まで教えた人は4人ぐらいで、その中の2人はもう中国で留学生活を送っている。
 「北京の秋はすごくきれいです。あの空気が汚い北京が空が澄んで空気がすこし冷たくて気持ちよくてまるで別の所のようです。」これは最近その中の一人の日本人生徒からのメールである。彼は今北京外国語学院で楽しい留学生活を送っている。最初は私にまでも中国に対する緊張と不安を隠し切れなかった彼だったが、私との付き合いで段々中国のことが好きになって中国に行くことを決めた。そして今彼は友人にも中国に行くことを勧めている。この前の電話では「先生の話を聞いてよかったです。中国はいい所です。私が日本で知っていた中国とは全然違います。食事もおいしいし、人も親切だし、他の国にきている感覚はもうないです。私は私の知合いの人にも中国に行ってみてと勧めたいです。先生、ありがとうございます。やっぱり来てみてよかったです。」といっていた。私は日本人全員ではなくでも、一人ずつでも中国が好きになってほしい気持ちでこのボランティアを続けるつもりである。
 又、信州大学の留学生会の役員であることを利用して、中国の映像や料理を多くの日本人学生に披露している。中国のギョーザはもちろん、有名な中国の地方料理も披露して、中国のことを紹介している。今は中国にはいろいろなところがあって、色々な生活をしていることを分かってくれている。でもまだ中国に対する怖い感じはどうしても解消することができず、またまた頑張りたいと思っている。
 いつも考えることだが、私は日本人の皆さんに中国に行って見ることをいつまでも勧めたい。百聞は一見にしかずという諺もある。中国という4000年の歴史を持っている国、2008年のオリンピックを迎え発展を進めているすばらしい国を自分の目で見ることを勧める。一回中国に旅にでて自分の目でいい所を見つけるのは?物価が安いのも中国の特徴のひとつで、安い値段で楽しい旅行になるかも知れない。更に、中国に新しいいい印象を持つとならば一石二鳥ではないだろうか?
 中国は2008年のオリンピックを迎え、様々な面の改善と建設を進めている。特に「汚い」という印象を変えるために一生懸命に努力をしている。私は信じている。中国はまたそのうちに新しい面目で世界各国の方を迎えてくれると信じている。私も日本で小さい力であるが中国の印象を変えるために頑張りたいと思っている。